復職(リワーク)プログラム

このまま復職しても同じ結果になるのでは?

依存症者の復職(リワーク)について

アルコールや薬物、ギャンブル等、依存症の問題で現在会社を休職している方、入院している方。このまま復職しても同じ結果になるのではと不安ではないでしょうか。

依存症は治癒しない進行性の病気で、適切なケアを続けないと再発
(再飲酒)を繰り返し、徐々に進行して人生が壊れていく病気です。

回復のために、一定期間専門的なプログラムや個別支援を受けて、
自助グループに参加する習慣を身につけてから復職することは、
一見遠回りにみえても、再発を繰り返して休職・入院を何度も繰り
返すよりも結果としてはずっと近道であることが多いです。

RDデイケアセンターの根幹プログアム「リカバリー・ダイナミク
ス®」は集中的に12ステップに取り組むことで短期間でのリワーク
を果たすことを目的にアメリカで作られました。

RDデイケアセンターは他の依存症回復支援施設に比べて休職中に利用される方が多く、リワーク(復職)支援の実績も豊富です。
ぜひ気軽に一度見学にきてみませんか。

 

RDデイケアセンターの復職プログラム

リカバリー・ダイナミクス®

自助グループの中心プログラムである「12ステップ」に施設内で取り組めるようアメリカで開発されたプログラムです。講義形式の“グループセッション”と、面談形式の“個人セッション”の組み合わせで12ステップに取り組むことができます。

個別支援

スタッフ6名は全員回復を続けている依存症当事者です。精神保健福祉士、社会福祉士、公認心理師、介護福祉士の国家資格を有しており、同性のスタッフが担当につき寄り添ってサポートします。どんなスタッフがいるのか「スタッフ紹介」ページもご覧ください。

最短3ヶ月

短期の利用も相談にのっています。休職期間や経済的理由で利用期間が限られる方もご相談ください。

グループプログラム

同じ問題を持つ仲間の中で安心して過ごしながら、ミーティング、レクリエーション、グループワーク等に取り組みます。

自助グループ参加

復職後を見据えて自助グループが自分の居場所となって継続参加できるよう、会場選びや参加の習慣づけを支援していきます。

会社への働きかけ

会社(上司、人事、産業医)への面談同行や、通所証明書の発行、法律相談紹介も行っています。

アフターフォロー

復職後の土曜や祝日の継続参加、修了生向けのプログラム、OB・OG会への参加、電話相談等で終了後もフォローを続けています。

豊富な支援実績

毎年平均3~5名、これまでに計60名以上がRDデイケアセンターを利用して復職しています。

利用イメージ(3ヶ月の場合)

利用期間について

休職期間や経済的事情など、利用される方の状況や要望に応じてプログラムに取り組む期間や内容の計画を一緒に立てています。
短期間の利用で再発(再飲酒)してしまうより、結局は1年半から2年程集中して回復に取り組んだ方が、安全で近道なことが多いですが、それをお伝えしつつも個別の事情にあわせ対応しています。

メンバーの体験談

Aさん/摂食障害/女性

「やっと決心がつきました!こんな仕事しているから、いつまでたってもダメなんです。仕事を辞めます。今後は、資格が取れる学校へ通って、やりがいのある仕事を探します!」

収入だけを当てにして、必死にしがみついてきた仕事。なんとか首の皮1枚つながっていた仕事。やっと辞める決心をして、仲間にそう伝えた。「新しい仕事で、また過食したらとうするの?そうしたら、またそこも辞めるの?あのさ、せっかく仕事辞めるならまず、RD行ってきなよ。学校通うのは、それからでも遅くないから。」仲間は、あるクリニックを紹介してくれた。「そこへ行って、先生にRDへ通いたいって言えば、何とかしてくれるから」私の一大決心を軽くスルーし、そっけなく電話は切れた。

今さら施設か・・どうせ行ったって、私の過食はよくならない。今まで、できることはすべてやってきた。それでも回復しなかった。過食は止まらなかった。私にはプログラムは効かないんだよ。

頑なにそう思いながら、それでも私は調べた専門学校の電話番号ではなく、教えてもらったクリニックに電話し、診察の予約を入れた。(ちょうどキャンセルが出て診察の日はあっさり決まってしまった!)「とりあえず、RDでステップのやり方だけ教えてもらおう。全部教わったら、あとは一人でやればいい。早くこんな業界から足を洗って、普通の人として生きていくんだ。」初めはそんな気持ちだった。希望なんてなかった。ただ、仕事を辞めたあと、なにかやることが欲しかった。

私が何年も前からミーティングに通っていたこと、なのに未だに良くなっていないこと、そういう事を絶対に知られてはならない!自助グループや施設なんて何も知らない、ビギナーの顔して静かに座っていよう。ボロが出てパレないように、なるべくしゃべらないでいよう。そんな気持ちで始まった施設通所だった。

講義形式で学ぶステップ、担当スタッフと時間をかけて取り組むステップ、仲間と一緒に取り組む発表や劇、レクレーションや行事など盛りだくさんなプログラム。講義で知識を理解し、担当との個人セッションで実践の仕方を学びステップに取り組む日々でした。講義は何度聞いても新たな気づきが与えられ、疑問や不安があるとスタッフに質問し、時には一緒に取り組んでいる仲間たちと様々な話をしながら時を過ごした。

人と一緒にやっていく事は、苦しみではなく喜びなんだと気づかせてくださったRDでの日々は、依存しない生き方の基礎を私にしっかりと教えてくれた。仕事は辞める!と頑なだった私は「あなたが仕事を選ぶんじゃない、仕事があなたを選んでもいる。」というスタッフの言葉で、もう少し続けてみようか、散々いい加減な仕事をしてきて、このまま辞めていいのか? と自問し「辞めるにしても、せめてきちんと仕事してから辞めよう、戻していただける席があるなら戻していただこう」と自我の方向を変えていただくことができた。

今回、復職するにあたりRDの担当スタッフにも一緒に、上司との面談の席に同席してもった。 そして自分ではうまく説明できない、病気の特徴や注意すべき事など、上司に説明してもらった。スタッフは、病気の症状だけでなく、健康な人には思いもよらないこの病気特有の考え方や感じ方の癖、さらに私がこの施設でどんなことを学び、どう変化してきたかまで、上司に理解できるよう丁寧に説明してくれた。(上司も わざわざRDに足を運んでくれた。)こういう面談を数回してもらった。

こうして職場での復職に向けたプログラムが始まった。初めは10時までの出勤→RDに帰る→夜のミーティング→翌朝職場でまた10時まで、というプログラムを組んでいただき「RDに帰るという安心感」を軸に職場へ向かった。何かあってもRDへ帰れるから大丈夫!とにかくRDに帰るまでの我慢!という気持ちで仕事をしながら、10時までが半日に、半日が15時までに、そうやってゆっくりと時間を伸ばし1ヵ月かけてフルタイムヘ戻していただいた。

今、おかげさまで復職して数年経つ。その間、人事異動も経験し、今は復職した時とは別の部署で働かせていただいている。毎日同じ時間に出勤し、終業のチャイムとともに夜のプログラムヘ向かう。 同じ時間のタイム記録を見ると本当に奇跡を感じる!! !

毎日の仕事で、欠かせないのがステップ10だ。今もRDで頂いた日々の棚卸しの表を持ち歩き、ザワザワが出てきたらすぐに書く。小さなザワザワでも書く。(やっとごまかさないで、向き合えるように変えさせてもらった)そうすると、だいたいおきまりのパターンが顔を出し「またこれだ!ほんとに成長してない!」と自分で自分を笑える。「いつまで被害者でいるのか?」「建設的に振り返るんですよ!」というスタッフから頂いた言葉を大切にしながら振り返る。丁寧にできない事のほうが多いけれど、とにかくやる。そうして取り除いてくださるよう神様に祈り、仕事に戻る。

まだまだ人の中が楽しいとは思えない私だ。仲間の中でさえ、揺れる私がいる。でも今の私にはステップという道具がある。これがあれば、どんな状況でも自分を見つめて変えていくことができる。分からないときは今でもRDに電話をする。担当スタッフに手紙を書く。そうやって、ステヅプ、施設、スタッフ、仲間に支えらながら生きている。過去「誰も知らないところで食いまくって死んでやる!」と豪語していた私が、日々空を見上げ、風を感じながら本当に幸せだなぁと生きている。生かされている。

RDで教えてもらった基礎がなければ、実践はできなかった。あの時、資格取得の専門学校でなく、RDに繋げてくださったのはハイヤーパワーの配慮だったと感じる。「回復というお盆を、両手でしっかり持っていること。必要なものは神様がお盆にのせてくれます。片手で持って、もう片方の手で自分欲しいものをお盆にのせようとしたら、ひっくり返してしまうよ。」「祈った後は、自分で畑を耕すんですよ!」セッションの中でスタッフが伝えてくれた言葉は、今でも私の宝物だ。これからもRDで学んだ事を軸にステップで自分を耕し、仲間の中で珠を磨きながら、与えられた今日1日を大切に丁寧に生きていきたい。

Fさん/ギャンブル依存症/男性

いま振り返ってみると、RDデイケアセンターへ通所出来たことはとても有難いことだったと思います。「周りの人に相談することが自分の選択肢になったこと」、「一度立ち止まって自分自身のモノの見方・考え方について落ち着いて考えられたこと」、「同じ病気と向き合う仲間と出会えたこと」などが理由です。現在悩み事が一つも無いわけではありません。悩み事は合っても良いし、自分でどうしようもできないなら、周りへ相談すれば良いんだ、と一人で抱え込むことは無くなりました。復職時にも手厚いサポートがあり、とても助かりました。復職後、安定した勤務が出来ています。

私がRDデイケアセンターに通所し始めたときは、「ギャンブルさえ辞めていれば良いんだ」くらいの認識しかありませんでした。そのため、嫌々通所を始めたのを覚えていますし、一度は通所拒否をして1週間自宅に閉じ籠ったこともありました。紆余曲折がありましたが、真剣に取り組んでみようと決めました。個人セッションでは、担当スタッフの方を信頼して全てを打ち明けました。これまで自分の心の中だけにあったものを、他の人とシェアすることが出来て楽になったような気がしました。また通所している他の利用者との触れ合いも素敵な経験でした(口論したことも含めて)。

復職に向けては、まずは出社訓練から始めました。決まった時間に起きて、決まった電車に乗る。丁寧に復職へのステップを着実に実行しました。復職後は職場の方の配慮もあり、安定した勤務が出来ています。安定した勤務、安定した生活が送れていることで、借金完済も出来ました。また自己研鑽(資格取得)が認められ、自身の希望する部署へ異動することも叶いました。もちろん、業務で上手くいかないことはありますが、その都度多くの人に相談するようにしています。

「ギャンブルさえ辞めていれば良いんだ」という自分の考え方を変えられた、変えるきっかけがRDデイケアセンターにありました。いまでも大前提としてギャンブルをしないことは自分のベースですが、もう一つ以上の何かをRDデイケアセンターで学ぶことが出来ました。


ご案内チラシ


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