アルコール・違法薬物・ギャンブル・セックス・買い物消費借金・摂食障害
恋愛・処方薬・市販薬・ゲーム・ネット・窃盗・アダルトチルドレン・引きこもり…
依存症領域の問題を抱えたセクシュアルマイノリティ(LGBTQ+)の方へ
解決があります
RDデイケアセンターでは、2011年の開所以来、約40名のセクシュアルマイノリティ当事者の依存症回復を支援してきました。これは、これまでの施設利用者全体の1割以上にあたります。
依存症は、ある物質や行動を「やめたい」「控えたい」と思っていても、自分でコントロールすることが難しくなり、生活や仕事、健康、人間関係に悪影響が出ている状態を指します。脳の働きに変化が起こる病気であり、意思の弱さが原因ではありません。それぞれが抱える生き辛さと、それに由来する対人関係の苦手さ、怒り・恐れ・罪悪感等の感情の問題から逃げるように特定の物質や行動にのめり込んでいきます。進行すると心身や生活への影響は大きくなり、最後は命を落とすことも少なくない致命的な病気でもあります。
海外の研究では、セクシュアルマイノリティの人々は、差別や偏見などによる「マイノリティ・ストレス」の影響から、依存症のリスクが高まることが報告されています。抱える生き辛さから、特定の物質や行動へのめり込んでいきやすく、イギリスの大規模調査ではそうでない人に比べ、アルコールで1.5~2倍、薬物で1.5~3倍という依存症罹患率が報告されました。
セクシュアルマイノリティが抱えやすい困難
セクシュアルマイノリティは以下のような生きづらさを抱えやすく、夢中になり現実を麻痺させてくれるアディクションに陥ってしまうことがあります。
- マイノリティ・ストレス
・差別・偏見を受ける
・いじめやハラスメントを経験する
・カミングアウトへの不安
・家族との葛藤、周囲からの拒絶 - 自己肯定感の低さ
・ありのままの自分は周囲に受け入れられないという痛み
・隠し続けること、露見することへの恐れ
・否定的なメッセージを浴び続ける
・「自分は価値が低い」という内面化された偏見 - コミュニティ文化の影響
・バー・クラブでの飲酒文化
・ナイトライフ(性)の機会が多いことがある
・閉鎖されたコミュニティの中での同調圧力
・違法薬物に接触する機会が生じやすいことがある - 関連しやすい課題
・HIV・うつ・不安障害等の健康問題
・希死念慮・自傷行動
・家出・貧困・社会的孤立
・社会的支援の不足
RDデイケアセンターのプログラム
RDデイケアセンターでは安心・安全な環境で依存症からの回復を支援しています。
- 12ステッププログラム
依存症回復のプログラムとして高い効果が歴史的に証明されている「12のステップ」を施設用に構成したリカバリー・ダイナミクス®というプログラムに取り組むことができます。AAの「アルコホーリク・アノニマス」(ビックブック)を教科書に、12ステップの理解を促し、行動を動機付けるために図やたとえ話が多く用意されています。 - 同じ問題を持つ仲間たち
同じ依存症を抱えた仲間たち、同じセクシュアルマイノリティの仲間たちの中で安心して過ごし、共感や希望を感じることができます。
「1カ月断酒した」ということは、家族や周囲からは「たった1か月」と受け止められてしまうことがあります。しかし、同じ依存症を経験した仲間は、その1か月がどれほど大変な積み重ねであるかを理解し、励まし合い、喜びを分かち合います。自分はひとりきりじゃないと感じられることは依存症からの回復には重要なことです。 - 自助グループへの参加支援
施設利用中から毎日のように自助グループへ参加してもらい、自助グループへ通う習慣を身につけ、そこが自分の居場所と感じられるように支援をしています。目標としているのは「自助グループのメンバーとして参加を続けながら」社会や家庭など、戻りたい場所へ戻っていくことです。 - 当事者スタッフ
RDデイケアセンターの6名のスタッフは全員回復を続けている依存症当事者です。セクシュアルマイノリティ当事者のスタッフも在籍しています。「同じ問題を抱えていること」を共感として、「回復の道を進んでいること」を希望として、寄り添ってともに歩みます。スタッフの体験談を「スタッフ紹介」ページに掲載しています。 - ジェンダー別ミーティング
男性、女性、セクシュアルマイノリティ、どなたでも通所できる施設です。通常のプログラムは全員一緒に受けていますが、必要に応じて、男性グループ、女性グループ、セクシュアルマイノリティ当事者グループなど、それぞれ安心して話せるミーティングを実施しています。共通点の多い同じジェンダーの仲間たちの中でより深い経験のシェアを行うことができます。 - 週6日の開所
月曜~土曜まで週6日開所しています。施設と自助グループの利用の組み合わせで危険なひとり時間を減らして過ごすことができます。
依存症は完治しないと言われますが、一日づつ飲まない・使わない日々を重ねていくことで人間性や社会性、生活を回復していくことが可能です。医療でのケアだけでなく、自助グループや施設で同じ問題を持つ仲間と支えあい、専門プログラムを通じて自身の生き辛さに向きあい変化していくことが大切です。
見学・ご相談お待ちしています
RDデイケアセンターでは、アルコールや薬物などの依存症に悩むセクシュアルマイノリティ当事者の方が、安心して回復に取り組める居場所づくりを大切にしています。一人ひとりの歩みに寄り添いながら、回復と社会参加をこれからも支援していきます。
「自分だけではない」と感じられることが、回復への第一歩になることがあります。まずはお気軽にご相談ください。見学も随時受け付けています。


